読み込んでいくほどに深いテーマが・・・

こちらで一度ご紹介し私の愛読書「十二国記」。

いまだ新刊は出ないのですが、一番新しい刊が一番読み込みが浅いので、再度読んでました。

ホントにどんだけ好きやねん・・・

そう娘には言われましたが(^^;)

そうなんです、実際に私の価値観の源になっているというか、思考を整理する場になっているというか・・・

とにかく好きなんですねーww

で、今回ご紹介したいのは、十二国記の中でも直近の一冊「ひ緒の鳥」(「ひ」という漢字が変換で出てこない(>_<))です。

今回、写真もちょっとぼやけててごめんなさい<m(__)m>

これ、通常の長編物のストーリーではなく、各国の外伝のような感じで描かれている短編集。
1冊の中に、慶(けい)、柳(りゅう)、雁(えん)という3つの国に関する話が4話描かれている本なんです。

あ、今日はちょっと十二国をもっと詳しくご紹介しようと思いまして。

国の配置はこんな感じになってるんです。
↓   ↓   ↓

これまたぼやけててごめんなさい( ;∀;)

こんな感じの世界のお話なんです。

復習しますと、この世界は神が存在する世界です。

各国にはそれぞれ1人の王と1匹の麒麟という神獣(人にも転化します)がいて、人道に基づいて国を治める・・・という仕組み。

麒麟は「この人物ならば王たるにふさわしい」という人物を天意を受けて選ぶのですが、ただの人だった者は、選ばれて時点で不老不死の仙人となって王として生きることになります。

そして、不老不死である以上、道を踏み外さずに国を治めれば永遠の命が続くことになるのです。

が、逆に道を踏み外し、民を虐げるような治世を布いてしまえば、天意を失って=神に見放されて、麒麟ともども倒れる・・・

だから、十二国の中には、数年の短命の国もあれば、600年もの大王朝を築いた国もあるわけです。

そして、「深いテーマだなぁ」と考えせられたのが、真北に位置する「柳」という国のお話。

この柳は、王の賢知によって120年続いた法治国家なのですが、王が国を治めることに飽きてしまったのか傾き始めたという状況にあります。

その国でかつてないほどの凶悪な犯罪が起き、23人もの人を殺めた犯人が捕まります。
捕まる直前には、何の罪もない無抵抗の子供も小銭欲しさに殺していることがわかり・・・

死刑を求める世間の声と、法治国家として死刑を事実上封印してきた意義との間で葛藤する判事の立場の人物の物語だったんです。

つまり、これは現在における死刑存廃論議に置き換えられるお話。。。

死刑容認派と死刑廃止論者のそれぞれの言い分が時代背景が異なる世界の中で繰り広げられていました。

・・・

当然、答えは出ない。

でも、捕まった凶悪犯に対して刑を下さなければいけないので、それをどうしたらいいかで苦慮する様子が細かく描かれていました。

死刑か更生か。

しかし、そんな苦慮をあざ笑うかのように、凶悪犯自身は「俺は悔い改めない」と言い放つんです。
そして、判決を聞いて勝ち誇ったかのように高笑いをする・・・

心に響きましたねー

判決がどちらに出たのかぜひ読んでいただきたいし、難しいこの問題に対し、自分ならどちらの意見を支持するかを私たち一人一人が考えてみるといいなと感じました。

地味なストーリの4編ですが、それぞれに深いテーマがそこにはあります。

傾き始めた国の話、ひどい荒廃が新王登極によって終わろうとしている国の話・・・それぞれにそこに生きる人々の想いがありました。

興味のある方、ぜひぜひ!
そして、語り合いたいなー・・・なんて思います(#^.^#)

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